ブックカフェが公園遊覧を再定義

    福田区の蓮花山公園内にある「紫陌ブックカフェ」は、最近開放して以来、常に多くの客で賑わっています。

福田区の蓮花山公園にある新しいブックカフェである「紫陌ブックカフェ」で本を読む人々。楊梅

    南山区の深セン湾公園内にある「白鷺坡ブックカフェ」（文字通り「白鷺坂ブックカフェ」）や、福田の梅林公園内にある「梅林書院」などの一連のブックカフェで、同様の光景もよく見えます。

    深センの公共読書空間は図書館だけにとどまらず、公園のような公共の場所にも組み込まれています。

    公園内に設置されたブックカフェは、公園内を遊覧する市民にとって、休憩したり、本を読んだり、文化活動を体験したりできる素晴らしい場所となります。公共の公園にあるブックカフェで読書をするのも、市民の間で余暇を楽しむ新しいトレンドになっています。

精神的・肉体的メリット

「伝統的に言えば、読書について語るとき、精神・魂の健康に役立つという役割についてもっと言及します。しかし、地元の公園にはブックカフェがあることは、その意味を超えています。例えば、読書で疲れたら、海辺を散歩して潮風を感じることができて、体の健康にもいいです。」、と白鷺坡ブックカフェの常連の王さんが語りました。

深センの公園内の最初のブックカフェ「白鷺坡ブックカフェ」。

    王さんのように、多くの読者が公園のブックカフェに魅力を感じるのは、人文と自然が融合しているからです。

ユニークな体験

    深セン市の公園管理センターによると、深センはこれまでに公園内に62のブックカフェを建設しました。各ブックカフェは、公園の自然環境に基づいた独自の特徴を持ち、来園者に多様な休憩空間を提供しています。

    紫陌ブックカフェは124平方メートルの面積を持ち、70席の読書席を提供します。ブックカフェには花の部屋があり、緑の植物や花の園芸書が展示されています。

    蓮が大好きな愛書家には、羅湖区の洪湖公園にあり、2万平方メートルの蓮池に囲まれている「荷・美空間図書館（または島上図書館）」がお勧めです。この図書館は、元々は公園内にあった蓮の展示館を改築したものです。

塩田区の海景公園にある灯台図書館。林松濤

    塩田区の海景公園にある灯台図書館は、その立地を生かし、読者の皆さんは望遠鏡で昼間の海を眺めることができます。灯台を模した図書館は、多くの人々が訪れ、ソーシャルメディアに投稿する人気スポットとなっています。

万華鏡書屋はまさに子供たちの天国。

    福田区にある深セン児童楽園内の子供を主題にした万華鏡書屋には、2歳から12歳までの子供向けの本が揃っています。

    福田区の深セン中央公園内にある風雨軒ブックカフェでは、自然教育が特徴です。顕微鏡で昆虫や植物を観察したり、広い草原の前で静かに読書をしたりできるだけでなく、植物の絵を描くこともできます。

    読者に利便性を提供するため、荷・美空間図書館や梅林書院のような一部の公園ブックカフェには、市民がブックカフェで本を借り、他の指定された図書館や図書館分館で返却できるように、市の公共図書館ネットワークとサービスを接続しています。

    さらに、公園のブックカフェや読書空間の大部では、来園者の体験を豊かにするための定期的な活動が開催されることになっています。