香港でシルク・ドゥ・ソレイユの『KOOZA』の魔法を体験しよう

    2007年にカナダのモントリオールで初演されたシルク・ドゥ・ソレイユ(Cirque du Soleil)の『KOOZA』が、7月13日まで香港で公演中です。この幻想的な世界に足を踏み入れてみましょう。

    54名の国際的なアーティストが出演するこの目覚ましいショーは、息をのむようなアクロバット、精巧な衣装、眩いばかりのライト、元気満々なダンスを組み合わせ、笑いと驚き、そして物語に満ちた忘れられない旅を捧げます。

『KOOZA』からの場面。ファイル写真より

    主人公である『イノセント(無邪気な少年)』が自己発見の創造的な旅に出る姿を追いかけましょう。ある運命の日、凧を飛ばしている時、イノセントは不思議な物体を受け取り、それによって彼が奇妙な異国風の領域へ転送されます。非凡な能力を持つ謎の魔術師、トリックスターの注意深い目の下、イノセントはこの幻想的な世界を進み、途中で風変わりなキャラクターや驚異的な光景に出会います。

    香港公演では、『KOOZA』がいくつかの新しいアクロバット演技を導入しています。『シルク(Silks)』では、空中芸人が四方八方に飛び、回転し、揺れ動き、流動的でダイナミックな動きを作り出し、シルク演技の緊迫した高いアクロバットと対照をなしています。彼女の息をのむような多才さは、空間を支配し、信じられないような空中芸術を披露しながら、卓越したクライマックスに向けて興奮を高めていきます。

『KOOZA』からの場面。

    『悪魔(Diabolos)』では、リズムとスピードが印象的な、エネルギッシュで速いテンポの演技を特徴として、1人でも2人でもなく、3人の芸人が同時に回したり、投げたり、ジャグリングしたりします。『綱渡り(High Wire)』では、ステージ左から右にかけて斜めに交差する高さ4.5メートルと7.6メートルの2本のワイヤーが登場します。4人の綱渡り芸人が、毎本のワイヤーにかかる2994kgの負荷に緊張感とドラマ性を加えます。

    725kgの『死の大輪(Wheel of Death)』は、息をのむような速さで回転し、2人の芸人が跳び、逆方向に回転することで動力を生み出し、恐れを知らない曲芸と驚くべきチームワークを捧げます。『綱渡り』と同様に、『死の大輪』もステージ左から右へ斜めに配置され、伝統的な対称性を打破し、できるだけ観客に近づけるようにアクションを示します。

    『椅子倒立(Balancing on Chairs)』では、使用する機材は非常に簡単で面白いで、必要なのは椅子8脚と台座1つだけです。しかし、芸人はこの最小限のセットアップを使用して、7メートルの塔を作り、その上でバランスを取る演技を行い、人体が力と筋肉のコントロールの頂点に達している姿を捧げます。

開催期間:7月13日まで

時間&チケット: https://www.zicket.co/

会場:香港中環海浜活動空間

地下鉄:中環駅の出口A