AIを活用して生徒の歯科医療を向上

日付不明のファイル写真で、深センで行われた世界口腔衛生日の宣伝活動で、生徒たちが正しい歯磨きの手順を練習している。WeChatアカウント「深圳人工智能产业协会」より

   深セン市慢性病予防管理中心によると、世界口腔衛生日の前日である水曜日、深センは中国初のAIベースの生徒口腔健康管理プラットフォームを立ち上げました。

    深セン大健康科術有限公司の技術支援により、プラットフォームは約6万人の生徒の約24万枚の口腔内写真が分析されました。昨年だけで、市全体の413校で約33000人の生徒を撮影しました。

    虫歯は人類の第三番目によく見られる病気であり、推定で約45%の罹患率があり、世界中で約35億人が影響を受けています。

    AI「歯科医」を通じて、保護者は自宅から子供の口腔検査を実施することができます。保護者がアップロードした子供の歯の写真を検査した後、AIプラットフォームは問題のある箇所を直接に囲み、治療を行う際に医師がすぐに影響を受けた歯を識別するのに役立ちます。

    福田区の住民である李さんは、8歳の娘に使用した後、このプラットフォームの便利さを称賛しました。

    「私がしたのは、娘の口の全体写真を撮って、プラットフォームにアップロードすることだけでした」と李さんは言いました。「3秒以内に、携帯電話に詳細なレポートを受け取り、どの歯が治療を必要とすると示され、具体的な措置さえも提案されていました。」

    その後、李さんはプラットフォームを通じて自宅近くの指定された歯科クリニックに予約を入れ、翌日に娘をそこへ連れて行き治療を受けさせました。

    「過去には、医師が学校で一クラスの生徒を撮影するのに一日かかっていましたが、今では、このプラットフォームで、たった3秒で子供を撮影できます。」と、慢性病予防管理中心の小児・青少年健康部門の熊静帆主任は述べました。

同中心の口腔医師、李菊紅は、このプラットフォームの支援で、羅湖区の小学校でたった2日間で1200人の生徒を撮影したと言いました。AIは、介入が必要な786のケースを識別し、正確率は96%を超えました。

深センで行われた世界口腔衛生日の活動で、生徒たちは正しい歯磨きの手順を学ぶ。

    AI「歯科医」は、歯を診察するだけでなく、リアルタイムで歯磨きの手順を修正できます。このプラットフォームには、AI搭載のスマート歯ブラシが含まれており、内蔵されたセンサーが子供たちが正しく歯を磨いているかをリアルタイムで監視し、「歯磨きレポート」を生成します。

    このプラットフォームを試験運用した学校からのフィードバックによると、正しく歯を磨いている学生の割合は58%から89%に増加しました。