パリ2024 、注目すべき5つの陸上競技

8月1日から11日まで、パリ2024オリンピックの陸上競技の48種目がスタッド・ド・フランスを中心に行われます。

注目すべき5つの競技は以下の通りです：

男子100m走

    男子100m走は、アメリカとジャマイカの間で盛り上がっている短距離の競争に新たな一章を加えることになります。このオリンピック最高の競技の花形選手は、ジャマイカの新星であるキシャネ・トンプソンとアメリカのノア・ライルズです。

    6月にジャマイカの全国選手権で、23歳のトンプソンは9.77秒の自己ベストで優勝しました。

    一方、ライルズは米国のオリンピック選考会の優勝者であり、現在の世界チャンピオンでもあります。この27歳の選手は100m走で9.83秒の自己ベストを持ち、パリでは200m走にも出場します。

ノア・ライルズ

女子100m走

    女子100m走はシャカリ・リチャードソンにリベンジのチャンスを与えます。

米国の選考会で一連の平均以下の成績を取ったため、世界選手権2022で生涯を復活させようとする彼女の試みは失敗しました。

    1年後、彼女はブダペストの世界選手権で劇的な勝利を収め、10.65秒で史上5番目の記録を樹立しました。

    パリで彼女の前に立ちはだかる選手の中には、ジャマイカのシェリカ・ジャクソンとシェリーアン・フレーザープライスがいます。

    オリンピックで5回メダルを獲得したジャクソンは、東京オリンピックで銅メダルを獲得しました。一方、2008年の北京オリンピックと2012年のロンドンオリンピックで100ｍを制覇した37歳のフレーザープライスは、華々しい生涯に黄金の閉幕を求めるようとしています。

シャカリ・リチャードソン

男子棒高跳

    近年、棒高跳び選手のアルマン・デュプランティスのように、各自のスポーツで圧倒的に制覇した選手はほとんどいませんでした。

    この24歳のスウェーデン人は、オリンピックのディフェンディングチャンピオンであり、世界屋外・屋内競技で現在の金メダル受領者でもあります。彼は屋外・屋内の現在の世界記録保持者でもあります。

    デュプランティス選手は、今年参加したすべての屋外競技会で優勝しており、7月7日のパリダイヤモンドリーグ大会で、間一髪で世界新記録の好機を逃しました。

アルマン・デュプランティス

女子400mハードル

    シドニー・マクラフリン・レブロン選手は、自身の世界記録更新を目指しており、女子400mハードルで金メダルの優勝候補となります。

    6月の米国オリンピック選考会で、この24歳のアメリカ人は50.65秒の成績で、記録を5度目更新しました。

    彼女は、3年前の東京では400ｍハードルと4×400ｍリレーで金メダルを獲得し、すでにオリンピック2冠王です。

    彼女の主なライバルは、400ｍハードルで史上2番目に速い女性であるオランダ人のランナー、フェムケ・ボルです。ボルは昨年ブダペストで行われた世界選手権で金メダルを獲得したが、マクラフリンは膝の負傷のため欠場しました。

シドニー・マクラフリン・レブロン

女子1500m

    ケニアのフェイス・キピエゴン選手は、女子1500ｍで空前のオリンピック3連覇を目指しています。

    7月初のパリダイヤモンドリーグ大会で自身の世界記録を更新して以来、この現在の世界チャンピオンでもある30歳の女性は絶好調です。

    1500ｍ以外、キピエゴン選手のパリ2024のスケジュールには5000ｍも含まれて、彼女も現在の世界チャンピオンです。