共有
プリント
A+
A-

黎暁亮、新たな個展で復帰

作成:   |  編集: 何得如  |  出典: EyeShenzhen  |  更新: 2024-05-14

黎暁亮の「北京アパート」シリーズの写真。写真:楊梅

    黎暁亮、またはアレクスヴィとしてよく知られている撮影家の「黎暁亮:1/3の個展2023」の続き、「その時、この刻で」と題された新しい個展は、南山区の海上世界文化芸術センターで開催されます。

「そこにいる」シリーズの写真が個展で展示されている。

    「残響」、「そこにいる」、「新しい家」、「未知への旅」、「溶ける蝋」などのシリーズが含まれる黎の多様な作品が、相互に繫がり合った若干の「部屋」に展示されています。これらの部屋は、迷宮の形で、展示会場に並置されます。各部屋は独立した 空間があると同時に、次の部屋への入り口の役としても果たし、ご来場者は展示会の非線形の物語を通して自分の道を選ぶことができます。

    入り口には、衝撃的な陳列がご来場者を出迎えます。2壁には黎の白黒写真が飾れています。世界各地で撮影されたこれらの写真は、「横断歩道」という繰り返し現れるモチーフを通して、都市生活の本質を示します。

「新しい家」シリーズのインスタレーションと写真。

    別のセクション「新しい家」では、進化中のチベット風景を掘り下げています。黎は住民と彼らの家を記録し、新しく建てられた木造住宅の伝統と現代の要素の興味深い融合を目立たせます。このセクションでは、この多民族地域における帰属意識と民族文化の変容を垣間見ることができます。

    黎の鋭い目は、「本当の意外じゃない」に予期せぬ物を捕えます。ここでは、一見平凡な物、つまり世界中の駐車場の擦れた壁に焦点を合わせます。車が走った跡は、壁の様々な色や肌理と重ね合わせ、表現主義の油絵を連想させる効果を生み出しています。

    黎の才能は有名人の肖像にも及びます。「そこにいる」セクションでは、俳優の周迅や胡歌、監督の李安、ソフィー・マルソーやジャン・レノといった国際的スターなど中国で最も有名な人物の写真が掲載しています。

「溶ける蠟」シリーズの写真。

    展示会では、デジタルと交互要素も取り入れています。「溶ける蠟」は、2021年から2024年にかけて創作された写真と映像のインスタレーションです。最後に、「残響」セクションでは、「Back to Black」という交互型インスタレーションを使って、ご来場者が白黒写真の自画像を作ることができます。

「北京アパート」シリーズよりのインスタレーションと写真。

    視覚芸術家で、ファッション写真家であり、北京のASTUDIOの創立者でもある

    1984年に生まれた黎は、北京交通大学在学中に写真を撮り始め、GQ、Esquire, Bazaar Art、 ELLE Men、Rolling Stoneの表紙を撮影することがあります。2015年に「孤独のグ星」でPhotobook Awards Martin Parr Editionを、「北京アパート」でロンドンの Fine Art Photography Awardsを受賞しました。

開催期間:8月25日まで

入場料:88元(一般)、58元(専任教師、学生、60歳以上の市民)
会場:南山区海上世界文化芸術センター(海上世界文化艺术中心)
地下鉄:2号線、12号線で海上世界(海上世界站)の出口A 

黎暁亮、またはアレクスヴィとしてよく知られている撮影家の「黎暁亮:1/3の個展2023」の続き、「その時、この刻で」と題された新しい個展は、南山区の海上世界文化芸術センターで開催されます。
地図
黎暁亮、新たな個展で復帰