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観瀾で多様な版画の展示を鑑賞しよう

作成:   |  編集: 何得如  |  出典: EyeShenzhen  |  更新: 2024-01-18

    1月22日まで開催されている観瀾国際版画双年推薦展では、46の国と地域から264人の芸術家による263点の版画が展示されています。

    ポーランドのマテウシュ・パトルチク・デ・オリヴェイラによる「コントロール不能」は、凹版画の技法を用い、私たちがコントロールを失うと世界が崩れてしまうのではないかと恐れ、周囲のあらゆるものにしがみつこうとする執拗な努力を反映しています。これは人々の不安と恐怖から生じています。この作品は、なぜ手放さないのか、と問いかけます。この世に本当に自分のものであるものは何もないことを理解すれば、私たちが手にするものはすべて、神様から授けられた贈り物となります。

潘黎の「劇場シリーズ3(凹)」は、観瀾国際版画双年推薦展に展示されている。

    中国人芸術家、潘黎の「劇場シリーズ3(凹)」は、劇場に似た凹型の空間を描き、不条理、疎遠、疎外の感覚を呼び起こします。これらの感覚は、現実と仮想、真実と虚偽の境界がまったく曖昧なデジタル時代における私たちの日常体験を鮮やかに描き出しています。

    チリのカルロス・ダマシオ・ゴメスによる「報い」は、凹版画の技法を駆使して、敗戦の痛によって気力を失いながらも村へ戻る部族を描いています。しかし、暗闇の中で、一縷の希望が彼らの道を静かに導きーーそれは、希望に満ちた美しい道を指し示す、導きの鳥に似た小さな精霊です。

    3月11日まで開催されるもうひとつの展示会「珍蔵ー中国版画博物館現代・近代版画巨匠蔵品展」では、19世紀後半から現代に至る著名な巨匠たちの作品が展示されます。これらの影響力のある人物は、新しいスタイルや方向性を開拓しただけでなく、歴代の芸術家に多大な影響を与えてきました。

「珍蔵」展に展示されているハンス・エルニの「モンロー」。

営業時間:午前10時~午後6時、月曜定休

予約:WeChatアカウント「GL_PRINTS」

会場:龍華区中国版画博物館(中国版画博物馆)

地下鉄:4号線の牛湖駅(牛湖站)のB出口

1月22日まで開催されている観瀾国際版画双年推薦展では、46の国と地域から264人の芸術家による263点の版画が展示されています。
地図
観瀾で多様な版画の展示を鑑賞しよう