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中国、河套科学技術協力地域の深センセクションについての計画を発表

作成:   |  編集: 何得如  |  出典: EyeShenzhen  |  更新: 2023-08-31

    中国国務院は、深センと香港特別行政区(HKSAR)が共同で開発した科学技術イノベーション協力地域の深セン側の発展を向上させるための計画を発表しました。

2023年6月に撮影された、河套深セン・香港科学技術イノベーション協力地域の空撮写真です。深セン側(写真の下半分)と香港側の区域は深セン川で隔てられています。孫玉臣

    同計画では、河套深セン・香港科学技術イノベーション協力区の深セン部分は、HKSAR内のセクションと協調して発展を進め、各地域の強みを補完し合い、広東・香港・マカオ大湾区(GBA)の高品質な発展を支える重要なエンジンとなることを目指しています。

    2025年までには、両地域の科学技術イノベーション協力を支援するための効率的なメカニズムが基本的に確立される予定であり、黄崗検問所の改築も完了し、通関手続きが円滑に行われるようになるとのことです。

    同計画では、要因の流れや科学技術イノベーションの連鎖、両セクション間の人員交流はスムーズに行われることを期待しており、また、深センセクションが多くの研究所クラスターや研究拠点、トップ企業の研究開発センターを引き寄せ、 HKSARとの連携を通じて重要な成果を生み出すことを期待しています。

    2035年までに、深センセクションは世界クラスの研究拠点として、革新的な要因の国境を越えた自由な流れを享受し、広州・深セン・香港・マカオの科学技術イノベーション回廊の発展を堅実に支える役割を果たすことが期待されています。

    この目標を達成するために、HKSARと協力して世界的な科学技術イノベーションの推進を図り、科学的成果の実証と応用のための国際競争力のある産業基盤を構築する取り組みが行われるでしょう。

    また、計画は国際化された科学技術イノベーションのメカニズムや、グローバルな知識を結集し、国際的な交流と協力を促進するプラットフォームの構築を目指すことも明記しています。

    河套協力区は深センと香港の境界をまたぐエリアで、3.02平方キロメートルの深センセクションには黄崗検問所や福田保税区のエリアが含まれ、また0.87平方キロメートルの香港深センイノベーション技術パークも含まれています。

​中国国務院は、深センと香港特別行政区(HKSAR)が共同で開発した科学技術イノベーション協力地域の深セン側の発展を向上させるための計画を発表しました。
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中国、河套科学技術協力地域の深センセクションについての計画を発表