コンサート「ココ・シャネルのプレイリスト」が深センの聴衆を魅了
作成: | 編集: 严若泠 | 出典: EyeShenzhen | 更新: 2023-05-26
ココ・シャネル(1883-1971)のことになると、多くの人は、シンプルさと女性らしさを重視する「リトル・ブラック・ドレス」など、時代を越えるデザインが頭に浮かぶでしょうが、ファッションでの功績以上の、彼女の音楽への関心と有名な音楽家との重大な繋がりはあまり知られていないかもしれません。
今週土曜日の夜、深センコンサートホールに、フランスに留学した中国人のメゾ・ソプラノの李頴が、広東在住のベルギーのピアニスト、レナート・ベハイトと共に、フランスの芸術曲とシャンソンの一夜を捧げ、聴衆の皆様をシャネルの人生と彼女の時代の音楽を回顧する旅を導きます。
3月26日に江蘇省南京市の江蘇大劇院でのコンサートでは、李頴が歌い、レナート・ベハイトがピアノを弾きます。写真提供者:Song Hao
「ファッション女王のプレイリスト」と題されたこのコンサートでは、シャネルの人生のさまざまな時期を反映した18曲が公開されます。バッハの『フルート・ソナタ 第2番 変ホ長調 BWV1031 』は聴く人に、オーバジーヌ修道院で過ごしたシャネルのつつましい子供時代を思い出せるかもしれません。サティの『エンパイア劇場のプリマドンナ』とプーランクの『パリへの旅』は、聴衆の皆様をフランスのサロンとベルエポック時代に連れ戻し、そしてシャネルのロマンスとファッションの生涯の頃の歌は、聴衆の皆様に古いパリの感覚を与えます。
「音楽と芸術に対するシャネルの貢献に鼓舞され、コンサート用の曲を選びました。彼女は芸術の熱心な支援者であり、ダリ、ピカソ、ラヴェル、ストラヴィンスキーなどの著名な芸術家や音楽家と貴重な経験を積んでいました。彼らとの彼女の協力は、20世紀初頭のフランスの文化の風景を形成するのに役立ち、研究する価値がある」と李さんは火曜日のインタビューで深セン日報に語りました。
火曜日、深セン歌劇舞踏劇場で行われた深セン日報のインタビューで、李頴がコンサートプログラムを紹介します。
写真提供者:Lin Songtao
「音楽を通して彼女の人生の物語を伝えたいと私が思っています。彼女の時代には魅力的な曲がたくさんありましたが、『シャンゼリゼ』、『悔い改めの恋』、『枯葉』など、なじみの曲をいくつか選びました」と語った、エコール・ノルマル音楽院を卒業した李さんは、現在は深セン歌劇舞踏劇場で働いています。
「オペラ歌手として、コンサートに演技を取り入れていきます。孤児院、パリの街路、ロマンス、ファッション帝国、ビジネスが困難したとき、そして老年期など、シャネルのさまざまな人生の階段をさまざまなムードで演じているのがわかります。でも舞台で歌の腕を自慢するつもりがありません。むしろ、彼女の独立心と明るい精神を聴衆の皆様に知ってもらいたいと思っています。彼女の風変りな生き方が私に最も感動と鼓舞を与えてくれます」と李さんは語りました。
コンサートでは、許可を得たシャネルの古い写真やビデオが、李のボーカルとベハイトのピアノ演奏に合わせて大きなスクリーンに放送されます。「私の声は優しい背景音のようなもので、観客の皆様は映画を見ているような気分になるでしょう。」
開演時間:5月20日、午後7時30分
チケット:99〜399元
予約:WeChatアカウント「szyyt_piao」
会場:福田区深センコンサートホール(深圳音乐厅)
地下鉄: 3 号線または4 号線の少年宮駅(少年宫站)のD出口